『建築のしくみ』第6章 仕上げと材料のしくみpart2
本が手元に戻ったので今日からまた『建築のしくみ』のまとめを再開します!
前回の第6章 仕上げと材料のしくみの続きです!
1.デッキ、バルコニーに使われてる木材
外部のウッドデッキ
公園や広場など公共的な耐久性を重視する場所には、イベ、ウリン、パープルハートなど、緻密な耐水性と耐久性に優れた輸入材料を使う。しかし、非常に重く、硬質で粗い触感から人が直接触れる場所には不向き。
住まいの一部に造られる、ぬれ縁やデッキ
ぬれ縁や縁台には耐水性に優れた柔かな感触の素材として、檜、ヒバが使われてきた。米松など油分の多い木も使う。3年後を目安に定期的な塗装や手入れが必要だが、日常的に屋外での活動を楽しむ場所を、柔らかな手触りで大切にしてつくり、傷んだ場所だけを取り替えながらメンテナンスをして使いつづけることができる。
2.合板や集成材の特徴
欠点を補いながら木材を活用する加工しやすい工業製品。薄くはいだ木の繊維方向を互い違いに重ね貼り合わせる合板や、小角材を接着してつくる集成材は、狂いが少なく割れにくい性質をもち、無垢の木では得にくい、幅広の板や長尺の木をつくることができます。木を有効に活用した扱いやすい材料です。
合板の種類
下地材として使われる普通合板には北米の松を使った針葉樹合板やラワンの広葉樹合板があります。化粧の仕上げ材に使われるのは化粧合板やプリント合板。家具につかわれるランバーコア合板。コンクリートの型枠用合板、構造用合板、難燃や防火、耐水などの性能を持たせた合板などの種類がある。
3.土の種類
建築には粒子の細かい粘土が使われる。壁や塀を塗る土は、非常に細かい、5ミクロン以下の粒子の粘土。適度に水を含むと粘性がでて、自由に形造ることはできるが、乾くとかたまり、焼くと強度がでる。古代から器や日干しレンガ、瓦の原料になってきた。本聚楽土、黄土、赤錆土、京錆土、浅葱土、白土など産地によって色や性質がことなり用途に応じて調合を工夫して行う。
4.漆喰の特徴、使い方
真っ白に仕上げた漆喰は土に比べ、耐水性に優れている。耐火性、耐久性も備えてるので倉や城の外壁、室内では土壁の仕上げとして使われてきた。高知の土佐漆喰は独特の製法で、耐水性、耐久性、断熱性、吸放湿性を備えている。
5.タイルの特徴、使い方
土を焼いてつくる、耐水と装飾を兼ね備えたタイルは、浴室、トイレ、キッチン などの水回りと玄関回りや外壁、床の舗装などに使われる。
磁器-透明性があり、金属性清音がある。
せっ器-磁器の様に透明性はない。土物タイルはこの分類。
陶器-吸水性が大きく、たたくと濁音がする。
土器-素地は有色で吸水率が高い。
色々な材料の特徴、使い方、種類があるんですね。続きはまた明日とゆーことで!