『建築のしくみ』 第5章 場所と空間のしくみ
1.間取りの種類
・田の字型
四つに区切られた居室を障子、板戸などの建具の開閉で変化をつけて、人の集まりや、居間と寝室など多目的に使われる間取り。
・中廊下型
玄関脇に洋風の応接間がある住まいは明治末から大正、昭和初期に普及した。廊下が中央にあるので、部屋を通らずに移動できる。
・2DK型
集合住宅の原型。1951年に日本住宅公団が提唱した。「51-C型」。調理と食事をするダイニングキッチン(DK)を独立させて「寝食分離」を提唱する。
・3LDKの集合住宅
3つの個室のある3LDKの間取り。「nLDK」と表真わされる間取りは、独立した居室の数(n)と居間、食事室、台所のリビングとダイニングキッチン(LDK)を示す。
2.ゾーニングとは?
どのような使い方をして過ごす場所なのか、場所の役割を考えて間取りを計画する。個人のプライバシーを守るゾーン、家族の集まるゾーン、アトリエや仕事場など社会に開かれたゾーンなど場所の意味が住まいのかたちを決めて行く。
3.動線計画
人の行動や作業の流れに無駄がないか、動きを考え、間取り、収納などを計画する?
・寝室からトイレ、浴室など水回りへの動線はできるだけ短く計画されているか?
・キッチン、収納。洗濯室、脱衣室、浴室、勝手口のつながりでは、家事の作業動線に無駄がないか?
・玄関から居間への来客の動線と個室への家族の動線が交差しないか? など
4.部屋を広く感じさせる工夫
同じ面積でも壁の長さや奥行きで狭く感じたり広く感じたりする。生活に合わせ、造りつけの家具やベンチで物を効率的に収納して場所をつくる。部屋の中から外へつながるデッキを作るだけで部屋は広く感じる。部屋を区切ったりつなげたりすることができる引き戸は、建具を壁の中に引き込むことで開放的な場所を作ったり、閉じることで小さな落ち着く場所を作ることができる。 など
普段何気なく住んでいる家でも色々なことが考えられて造られているんですね!今までとは見方が変わります笑
明日は第5章の続きです!(^O^)/